愛知県豊橋市にあるコワーキングスペース トライアルビレッジさんに行ってきました。
コワーキングスペース、愛知県は初めてです!代表の柴田篤さんにお話伺ってきました。同時にラズパイ部なるイベントに参加しようと思って行ったら、手筒花火のVR体験をさせていただき、大興奮で~す!

コワーキングスペースにVR手筒花火があった!

愛知県豊橋市~!初めて行きましたが、商店街のビルの中にトライアルビレッジさんはありました。豊橋駅から徒歩5分、めちゃめちゃ駅から近くて好立地です!

この日、ラズベリーパイで遊ぼう!というラズパイ部に初参加する予定で行きました。既に、もう、参加者の方々集まって、おのおの作業をしています。代表の柴田さんにご挨拶、お話伺っている最中に、とても面白いものを見せていただきました!

じゃん!
何ですか、これ?!

これは「VR手筒花火」だそうです!

手筒花火とは?
愛知県の東三河、西三河、静岡県の遠州、岐阜、群馬などの地域で今でも行われている花火祭り。家康の時代、火薬を取り扱っていい藩は3つくらいしか無く、三河の国は火薬を取り扱えた。火薬を使って各神社で奉納するお祭りとして400年の歴史があると言われているそうです。

各地域の町内会の人たちが、2ヶ月前から竹を切ってゴザを巻くなど、各自の仕事が終わってから皆で集まって、ひとつひとつ手作業で筒づくりを行う。使っている火薬の量は4キロ。筒自体含めると10キロの重さになる。普通の花火と違い、筒を持って抱え、筒から直接、花火が出るので、軽い火傷はしょっちゅうらしい。

年々あげる人も減っているが、豊橋の「大事な観光の目玉」でもあります。もともと柴田さんはVRに興味があって仲間と作ったりしていました。そこで「豊橋ならではの【手筒花火】でVRを作ろう!」と完成したのが、こちら!

VRの機械を装着。ここはどこ?お城の前の公園かな?

バチバチバチ!どーん!!

おおおお~★☆彡 これは面白い!感動です!!
目に見える映像を写真にしてお見せできないが辛い!ぜひやってみてください!
手筒花火自体は、おそらく重いわ熱いわ火傷するわで、かなり気合入れて根性でやらなければいけないと思うんですよね。でも、これなら熱くないし火傷の心配もいりませんから女性子どもお年寄りでも楽しめる!目の前で花火が見れる臨場感は凄いです!!!

このVR手筒花火、トライアルビレッジさんに置いてあるときは、体験できるそうですが、市のイベントなどでも引っ張りだこで活躍中。早速、東京スカイツリーに遠征お披露目されていたので、行ってきました!

スカイツリーでもVR手筒花火体験してきた!

なんと!この取材の後、柴田さんがこのVR手筒花火を引っ提げて、東京スカイツリーに遠征!

曇天の為、スカイツリーは撮りませんでしたが、東京ソラマチのキャラクターは記念撮影。

赤い武田の兜をかぶらせてもらっちゃいました!
このコーナーは、スカイツリー5階にある、全国観光PRコーナー「BeautifulNIPPON」で、この週は、愛知県新城市が特産品などを展示してPRしていました。

そんな中、家族連れやお子さんに人気だったのが、柴田さんのVR手筒花火!並んで順番待ちで皆さん体験してました♪
ちよ子も体験させていただきましたが、今回は青々とした緑の棚田をバックにしたバージョンで映像も綺麗でした!皆さんも機会があったらVR手筒花火、体験してみてくださいね☆彡

ラズパイ部。結局2割くらいしかわからず?

今熱いですか?人気のラスベリーパイ!

埼玉の7Fさんの【題名のない大宮昼食会】でご一緒しているエンジニアの太田一穂さん(一番右)がラズベリーパイについての本を出されたばかりです。アツアツホヤホヤ最前線ですね!

その為「ラズベリーパイ」という言葉だけは知っていましたが、チンプンカンプン実はよく知りません。電子工作が好きでもないのにトライアルビレッジさんで開催されている「ラズパイ部」に参加しちゃおうとする勇気を笑ってやってください。

この「ラズパイ部」とは、なにか?
詳しくは、こちらに書いてありました。

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主旨・目的もないまま、ラズパイで何かを作ってみたいという想いだけでラズパイ部を設立しました!
電子工作をしてみたい。
IoTやデジタルものづくりに興味がある。
アイデア商品で一攫千金を狙いたい。
身の回りの問題を解決したい。
という人達が毎週土曜日の夜に集まって、あーだこーだ言ったり黙々とハンダ付けしたりしたら面白そうじゃないですか?
ということで、(中略)ラズパイでLチカさせる(LEDを光らせる)くらいしかやってないと思いますが、今後は役に立つものや面白いものを作ってみたいと思っています。
トライアルビレッジさんのブログ【ラズパイ部であそぼう!】より。

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実際に三人の男性の方が黙々と何やら作られてました。
「ラズベリーパイとは何ですか?」と軽い気持ちで質問したのですが、わかるように言葉で説明するのが難しいらしく、また、ちよ子も理解できないことが多く、いろいろ丁寧にお話しくださったのですが、かいつまんで、とどのつまりー。

・とっても小さなパーソナルコンピューター
・ウインドウズを入れてOSを基盤上でも動かせる
・ケーブルをつないで電子部品をつないでLEDを光らせることができる
・自分が電子工作したものをつないで、ラズベリーパイで動かす、制御する
・IoTとは、インターネットオブシングス
・いろいろなものに対してくっついて能力を出す
・いろいろカスタマイズできる
・二年目でとても人気
・いろいろ出来過ぎて、こういうことが出来るってのを探っている状態
・可能性を発見し、「そもそも何が出来るのか」を探っている状態

というのを、何とか聞き取りメモしてまとめました!
これであってますか?ラズパイ部の皆さん(笑)

ラズパイ部員としては見学だけで「参加は無理」は明白でしたが、皆さんと記念撮影できただけでも嬉しいです!
言語が理解できない人間に、わかるようにご丁寧に説明いただいた労力、申し訳ございませんでした&貴重なお時間をありがとうございました。

尚、7Fの太田さんがラズパイの本を出されてて~の話をしたら「太田さん?って、有名なエンジニアさんだ」とどなたかが、ぽそっとおっしゃってました。え?太田さん、有名なエンジニアさんなんですね!今度、7Fでお会いしたらお伝えします♪

トライアルビレッジって、どんなところ?

ここからは、トライアルビレッジ代表・柴田さんから伺ったお話です。

–ちよ子
よろしくお願いします。
トライアルビレッジ。快適仕事空間とお名刺に書いてありますね。

–柴田さん
2013年5月にOPENして丸四年三か月。五年目を迎えようとしています。
100%コワーキングスペースです。月額会員さんと、当日利用の方、貸会議室。この3つで運営しています。会員さんは100%社会人です。少し前、2~3年前に起業した人がそのまま使ってくださってます。

ドロップイン利用は1時間500円。3時間以上は1,500円で打ち切り!
月額会員は、入会金1万円の、月1万円!
現在、個室は満室で、会議室は1時間2千円で借りることが出来ます。

ドリンクも飲めます。

ソファ席や、机席、ミーティングブースに会議室はふたつあります。上からぶら下がるコンセントや、文房具の貸し出し、共有の本棚、靴箱、ハンガーかけ、掲示板など、なんとも古き良き昔ながらの「皆で使うオフィス空間」があります。

トライアルビレッジ誕生話と今後の展開

–ちよ子
駅からとても近い商店街の中にあって驚きました!すごく立地がいいですよね!

–柴田さん
豊橋駅から徒歩5,6分です。13坪の広さで、しょっちゅうレイアウト変えてます。利用者さんは「またやってるな」くらいで見てくださってます。

–ちよ子
よく駅近の商店街なんて良いところ、借りれましたよね?!家賃もとってもお高そうですけど。。。

–柴田さん
もともと実家の工務店で働いてて、その事務所が自宅に併設してあるので仕事とプライベートがごっちゃになるのが嫌で、夜になると静かな喫茶店やファミレスで仕事をしていたんです。

その頃、ネットでコワーキングスペースという存在を知り、豊橋に無いのかなと探し回りましたが、ありませんでした。
無いなら、「豊橋で最初のコワーキングスペースを作ろう」と思い、いろいろな方に話して、ご意見など頂戴していました。
その中で、もともと実家の工務店で繋がりのあった、このビルのオーナーさんとお話しする機会をいただき、「社会の為になる。ぜひやったらいい」と応援してもらえたんです。そのおかげで、この駅近のビルの一室にコワーキングスペースをオープンすることが出来ました。

–ちよ子
そうだったんですか!ありがたいですね!

–柴田さん
工務店での経験もあるので内装の多くを自分でやりました。少しでも高さを出したくて天井をはがしたり、床のタイルカーペットを並べたり、カウンターもお手製です。

–ちよ子
出来るところは、自分でやる。自分の部屋、秘密基地を手作りで作ってるみたいですね。
トライアルビレッジさんにはラズベリーパイ部はありますが、他にイベントなどはされないのですか?

–柴田さん
純粋にコワーキングスぺースをやりたかったので、それ以外は考えていませんでした。
でも実際に使っている月額会員さんから、「貸会議室だけは絶対やったほうがいい!」と言われて、お客さんの要望に応える形で初めてみましたが、大正解。貸会議室は、利用率も高く大事な収入源となっています。

–ちよ子
良かったですね!ある意味、一番使っている利用者である会員さんからのご提案で成長、進化していると。

–柴田さん
基本的にここの利用者が各々自分のペースで仕事ができるように心がけています。
ただ、私自身がオープンしてから今までほぼ年中無休で5年間働き続けているので自分自身のワークライフバランスを考え直す時期かなと。
電子錠などを利用してなるべくスタッフが居なくても廻せるような仕組みを考えています。

–ちよ子
そうですね。会員さんには鍵で出入りしてもらえばいいですもんね。どうしても夜にコワーキングで使いたいという方はお問い合わせを入れて相談、予約すればいいですもんね。

–柴田さん
ラズパイ部も、ラズパイのイベントを何かやりたいと利用者さんから言われたんです。
講師を呼んで講義を聞いて教わるのではなく、ちょっとかじってる、少し知ってるくらいの自分たちが定期的に集まって、皆でワイワイ遊びながら作ってみる。土曜の夜は、そんな、いろんな人が集まる「部活」にしたいです。プラモデルとか、鉄道模型とか、コラボもあるかも?!と期待しつつ、ひとつひとつ増やしていきたいです。

–ちよ子
コワーキングスペースでは、施設の維持運営の為にセミナーや教室やイベントを一生懸命開催して回しているイメージが、どうしてもありますが、なんとなくお話を聞いてると(他の利用者さんとのやり取りも見てて感じるに)、柴田さんのトライアルビレッジは、勿論仕事もできるところだけど、利用者さんと柴田さんが興味のある、やりたいこと、遊びたいこと楽しみたいこと「部活」をする空間でいいような気がしてきました!

–柴田さん
利用者さんがここに来るときは、友達が遊びに来ているという感覚に近いです。
お客さんに甘えてるところもありますが、私自身が朝9時から夜9時まで居ることも多いので、たまにソファで寝てることもあります。接客も含めこうしたフレンドリーさを許容してくれる利用者さんが多いですね。諦めてるのかもしれませんけど。

愛知県豊橋市のコワーキングスペース トライアルビレッジさんのまとめ

行ってみて率直な感想「ゆったり仕事ができる場所」でした。
ずっと柴田さんがいても、寝てても、模様替えをしてても、気にならずOK。リラックスして、ゆったり、まったり仕事できる、自分の作業が出来る、そんな空間。そして、そんな利用者さんが多いのかな、、、と感じました。

サイトを拝見すると、一番最初に「豊橋初のコワーキングスペースで、とりあえず始めてみる?」というメッセージが登場します。お話を聞いていると、ほんとうに、この言葉こそが、柴田さんの原動力の源であり、ご本人がそうしたかった望みなのだと感じました。

「様々なヒトたちが、それぞれに作業する、ひとつの空間」
この言葉も、サイトに書いてありました。状態を表現するのに最適なキーワードではあるのですが、このトライアルビレッジそのものをズバリ言い当てていたのだと確信します。お互いの善意が原則になっていて、互いに好きに仕事や作業ができる、柴田さんが作り上げた”豊橋初のコワーキングスペース”は、柴田さんや利用者さん、それぞれの「息」「呼吸」が同じようなトーン、緩やかさが心地よい空間でした。居心地が良いと感じる方は会員になる。使い勝手も良いでしょう。

コワーキングスペース。いろいろな場所があり、いろいろな目的用途がありますが、ひとつの形として、柴田さんのトライアルビレッジは、今日も、この空間が好きで居心地が良いと感じる利用者さんに支えられて、存在しているんだなと感じました。

柴田さん。豊橋ならではの豊橋の皆さんが喜ぶようなVR関係のものを作って、これからも私達に見せてくださいね!楽しみにしています☆彡ありがとうございました!

▼コワーキングスペース トライアルビレッジ
http://trialvillage.net/
愛知県豊橋市広小路一丁目18ウェルプラザユメックス5F