2017年11月1日、温泉ソムリエの大先輩に誘っていただき、長野県の野沢温泉で開催された、野沢菜漬けの蕪主総会に参加してきました!
株主総会ではございません、蕪主なんです。野沢菜漬けの蕪主の皆さんが集まる、年に一度の楽しい祭典かつ厳粛な、日本一短い蕪主総会でした!まったり・のんびり・ぽ~よぽよ♪ 温泉ソムリエちよ子が、ぽてぽて♪ ご紹介しま~す!
Contents
紅葉の真っ只中の野沢温泉で総会で~す
紅葉真っ盛りの野沢温泉で、のざわな蕪四季會社の蕪主総会!
11月1日は、野沢菜の日です。皆さん、ご存知でしたか?
野沢菜の漬物が野沢温泉発祥というのは知ってましたが、野沢菜漬けの蕪主になれるというのは、温泉ソムリエの大先輩、大江さんに教えていただくまで、知りませんでした。毎年蕪主を募集し、蕪主になると、その年に出来上がった新鮮な野沢菜漬けが届くなど特典が多々あります。
蕪主の方は、何人か誘って会場に来ることが出来るそうで、大江さんにお誘いいただきました。毎年一緒に来られるという方も一緒に。会場に行ったら凄い人数!中は広くて、めいめい、好きな席に座りますが、受付でいただいた名札に番号札がついてまして、あとでこれが重要になります。
地域おこし協力隊とキューピーがコラボ!
ここで、歓迎の挨拶や経過報告、来賓祝辞など、いろいろなお話を伺いまして、ここで初めて
・野沢温泉の今まで
・野沢菜漬けのこれまで
・なぜ蕪が二つなのか
・なぜ「蕪主」なのか
・なぜ線が一本足りないのか
などの
あらゆる疑問が全てわかりました!
そうか!!そういうことなのね~!!なるほど納得!
これは、おそらく、毎年、蕪主総会でお話している名話でしょうから、内容は書かないでおきます。実際に、蕪主になって、総会に出席してお話を伺ってください。
とにかく、こんな明るくユーモアたっぷり前向きな気持ちになれる面白い蕪主総会は初めて!!
地域おこし協力隊が参加し、キューピーさんとコラボしてパンを作られたそうです!すごいな野沢温泉&のざわな蕪四季會社&地域おこし協力隊さん&キューピー!!
お味も美味しかったです。もっと野沢菜が主張しても良いような気もしますが、塩分やバランスを考えると、これがベストなんでしょうね。
地域おこし協力隊の方は女性お二人!キューピーとのコラボを笑顔で宣伝!
広報の男性陣が激写!離れていたお二人を、もっと寄れ寄れと手で合図して寄らせて撮影している後姿が面白かったです。会場でも、せっせとお味噌汁やお水をよそってくださってました。
野沢温泉は宿泊と温泉と着物がセットになった野沢温泉村ゆかた山岳部など、若い女子が喜びそうなイベントプランを打ち出していて、着物女子に大好評なんです!
野沢温泉村ゆかた山岳部とは?↓
http://nozawakanko.jp/yukata/
女性層に広くPRしたいという面で、地域おこし協力隊も若い女性を起用したのかなと頷けますね。
とにかく料理が凄かった!!!
こちらの蕪主総会、お食事が凄かった!地のものが沢山、豪華~!!!
こんなに~!
早い順でテーブルに座るので、知らない方も同席になり、大阪からのご夫婦や、ご家族さまなど一緒になりましたが、皆さん「料理すごいね~!」と驚き感嘆の声!!
よりどりみどりで、どれを食べようか迷う暇も無くドンドン食べる(笑)
お洒落なこった食べものも多かったですが
やっぱり野沢菜漬けだよね♪
お酒もお味噌汁もお土産コーナーも!
この日本酒「水尾」美味しかった~!長野の田中屋酒造さん。
http://www.mizuo.co.jp/
会場では、このほかにも日本酒、焼酎、ワイン、ビール、ジュースなども飲めて、全て地域ブランドもの。手作りのお味噌汁、豚汁もふるまわれ、皆でおかわり~☆彡
おっきなキノコ!思わず撮っちゃった(笑)
お土産コーナーもしっかりあって、野沢菜漬けだけでも幾種類もあるので、試食して決めるのも楽しい時間♪
ナスキー君も来た☆イベントも盛り上がり★
ゆるキャラ登場!ナスキー君!
野沢温泉スキー場のマスコットキャラクターで、野沢菜の「ナ」と「スキー」を合わせた名前。
好物が、野沢菜漬けではなく「温泉まんじゅう」というのがイイですね!
http://www.nozawaski.com/winter/general/naski.php
華麗な舞を踊ってくださいました!このほかにも、野沢温泉音頭をお披露目&太鼓の演奏など、賑やかな催しもありました!普通に、野沢温泉音頭、商店街で流したらいいのでは?(喜*)
楽しい楽しいプレゼント大会♪♪♪
温泉ソムリエのオフ会でもあるのですが、この蕪主総会でもありました「協賛いただいた皆さんからの豪華!太っ腹嬉しい賞品をプレゼント」コーナーが一番盛り上がりました!
この日、170人くらい参加者の方がいて、商品が100個くらい!当たらない人70人弱は残念ですが、100人には何かしら当たるということで、会場のボルテージは最高潮!!
わ~い!ちよ子は、キューピーさんのドレッシングとマヨネーズが当たりましたよ♪ありがとうございま~す!大江さんは梅ジャムが当たったのかな?
和彦は、福井県の新米「いちほまれ」が当たりました!
コシヒカリと言えば、どこですか~?とマイクで聞かれ「新潟~!」と答えたら「違うんです、福井なんです!」と初耳!え~!?そうなのー?!
何でも、福井と新潟で共同開発して、福井で先に出来たんだけど、福井では育たなかった。それが新潟では育ったので、名前も付けていいよと「コシヒカリ」と名前を付けて売り出したらドカンと売れて、コシヒカリ=新潟となってしまったと泣きの説明の担当者さん。
で、福井も「コシヒカリ発祥の地」として頑張って、いろいろ研究してあれこれ6年の歳月と技術をかけて、とうとう!ポストコシヒカリと認められる「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」=「いちほまれ」が2017年に出来上がったそうです!ありがたく、いただきまーす☆彡
このテーブル、誰も当たらないよ~という嘆きや、なんか全員当たったね!と大盛り上がりのテーブルなど様々。うちのグループで、ひとり、まだ番号を呼ばれていない方は、最後の最後に、ペア宿泊券をゲットしてましたー☆彡やったね!おめでとうございまーす☆彡
前後に野沢温泉の外湯も楽しみました♪
総会の前に4カ所、後に1カ所、合計5カ所、外湯に入りました。
野沢温泉は、13の外湯があって、天然温泉100%かけ流しで、それぞれ源泉や効能がちょっとずつ違うので、お好みを選んで入るのもイイですね。
野沢温泉は、基本的に熱いです!
初めて行ったとき、あまりの熱さに「草津温泉よりも熱いですね!」と話しかけたら地元の方で「野沢温泉は、熱いのよ」とにっこり教えていただきました!
わたしが草津温泉で地元の方に教わった熱いお湯の入り方を書いておきますね。
まずは、かけ湯を沢山沢山してください。足先から徐々に上へ。頭にかけてもいいですよ。肌をお湯の温度に慣らしてから入るんです。で、無理しない我慢しないで肌がピリピリする&熱くなったらすぐ出て、冷ます。充分冷えて、また入りたくなったら、次に入るときは、かけ湯をしないで、そのまま入ってください。意外にすんなり入れて驚きですよ!これを繰り返すと「何度でも入れちゃう」という不思議な状態になり、草津温泉の白旗の湯だったら、出て入って出て入って一時間はいられます♪
今では、この入り方で何処でも入ってますが、野沢温泉の外湯の場合は、こんなに長くはいられません。出て入ってを3回繰り返して充分ですね、わたしの場合は。それだけ熱い!
上寺湯(かみてらゆ)
誰もいらっしゃらず一番風呂!みたいに熱々で、肌がピリピリしました。これが野沢温泉の醍醐味です。
真湯(しんゆ)
以前、湯量が足りないということで閉鎖されていて入れなかったので今回入れて大満足♪真っ白いお湯が特徴的。
熊の手洗湯(くまのてあらゆ)
ここが唯一「ぬる湯」があるところです。
ぬる湯に入ってる女性に「熱いですね~!」と声をかけられ「えっ?!ココが一番ぬるいんですよ」と伝えたら目を丸くされてました。他の外湯がどうしても熱くて無理、入れないという方は、この熊の手洗湯のぬる湯に入るのも方法です。
大湯(おおゆ)
野沢温泉に来たら、やっぱり、ここですね!野沢温泉のシンボル・王道!!
手前が普通で、奥が熱湯。容赦なく熱いので、初めての方は手前に水道があるので、ガンガンうめてください。ほとんど入れない!わたしも最初はそうでした。先に入ってる方がいたら「すみません熱くて入れないのでうめさせてください」と一声かけてから、素直に水でうめて、水の傍で無理しないで我慢しないで入ってくださいね。最後は水を必ず止めましょう♪
ちなみに、わたしは、奥の熱湯には入ったことがありません。入ってる地元の方も、ほとんど見たことがないですね。和彦は10秒だけチャレンジしたことがあるそうですが、それが限回!めちゃくちゃ熱い!男性で入ってる方を見たことは無いそうです。謎の大湯の熱湯!きっと本当に無茶無茶熱いんでしょうね!
こちらの「十王堂の湯」(じゅうおうどうのゆ)は温泉ソムリエの大江さんに連れられて初めて来ました外湯です。
女性は一階。男性は二階という二階建ての変わった造り。
地元の方が多かったです。お婆さんや、お子様を連れてきた若いお母さんや。
男性陣より早く出たので、前で待っていたら、前の建物から出てきたお爺さんに
・ここは昔は木造だったけど湯量が多いので鉄筋で二階建てにした。コンクリートを吹き付けている
・(お店の前の)この大きな二つの樽で、昔は野沢菜を漬けていた。毎年、女湯の浴槽で野沢菜を洗っている。今年も洗う
というお話を伺いました!
地元の方のお話を伺えて嬉しかったです~!!
こちらは、十王堂の湯の上にある、「おぼろ月夜の館 斑山文庫」
http://www.dia.janis.or.jp/~hanzan/
ちょうど月が綺麗でした!時間のある方は開店時間に見てください!
こちらは、なぜか千葉県御宿町の月の砂漠の碑!!
野沢温泉村と姉妹都市だそうです!知らなかった~!
うち、御宿町に別荘マンションがあって、よく遊び行ってたんですよ~!
まさか、冬のスキー場のイメージが強い野沢温泉と千葉の外房のゆるい海、御宿町が姉妹都市だったとはね!!!驚きです!
まさか、野沢温泉で、月の砂漠見れるとは思わなかったなあ~。嬉しいです☆彡
【野沢温泉】のざわな蕪四季會社の蕪主総会・まとめ
蕪主総会では、「野沢菜蕪」と「天王寺蕪」がステージで左右に展示されてました。
野沢菜漬けは、もともと、天王寺の蕪が親で、その子が有名になった「野沢菜漬け」なんだそうです。
大阪の天王寺は、野沢菜漬けには、無くてはならない場所で、記念碑も建てられたそうで、関係者の方も登壇して「立派になって親孝行してくれた」とおっしゃってましたね。ひとりでは、ここまで育たなかった。産んでくれた親がいて、育ててくれる人がいたから成長できた。子にとっても親にとっても「おかげさま」&「感謝」
普段何気なく見ている食べものでも、歴史があり、ご苦労があり、根強いファンがいて、変わらない味や伝統が受け継がれつつ、改良されて、新しい味も生まれてくる。
温泉に入り気持ちよく、大笑いして美味しいものを食べ酒を飲む。遊びに来たようなものですが、野沢菜漬け、野沢温泉、野沢温泉村という地域一体。
ご当地グルメ、観光、温泉なども、それぞれ継続していく日々のご苦労と新しい発想や人材を取り込んで次を見据えて動いている。若い人や外国人、日本人問わず、お客さんを迎えるべく日々努力されているんだなあと、ちょこっとだけ感じた、楽しい楽しい、野沢温泉で、のざわな蕪四季會社の蕪主総会初参加体験でした。
何より、こんなに楽しい蕪主総会にお誘いくださった、温泉ソムリエ大江さん、ありがとうございました☆彡
野沢温泉 観光協会
http://nozawakanko.jp/
13の外湯
http://www.nozawakanko.jp/spa/sotoyu.php
のざわな蕪四季會社
http://www.nozawakanko.jp/information/kabunushi.php
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