コワーキングスペースを巡る旅の連載。
第8回目は、新潟県三条市にある、シェアスペース&ライブラリー燕三条トライクさんです!
後日、埼玉の大宮の7Fの星野さんに「中学の後輩です」と教えられて「あ、そうなんですか。え?!てことは新潟出身じゃないのか!聞き忘れた!」と思ったらものの見事に「埼玉出身です」とのことで。そんな小話もありつつの。

さあ今回も。まったり・のんびり・ぽ~よぽよ♪ ノマドワーカーで温泉ソムリエちよ子が、ぽてぽて♪ 行ってきま~す!

登録有形文化財のコワーキングスペース!

2017年10月29日。東三条駅から徒歩15分。弥彦線北三条駅からは徒歩10分。商店街の中に燕三条トライクさんはありました。

–ちよ子
今日は、よろしくお願いします。
新潟は日本海の関屋浜のSeaPointさんと長岡市のCode forさんは取材したのですが、燕三条というのは初めてで。ここは商店街なんですね。


お写真は、小山さんよりお借りしました。

–小山雅由さん(以下小山さん)
燕三条という名前ですが、三条市になります。ここは3つの商店街が交差する3点の中心地、真ん中なんです。
三差路の角地で、木造2階建てで丸いコーナーの壁が特徴的で、戦後復興の地域のシンボル的存在でした。2017年6月に登録有形文化財に登録されたんです。
http://www.city.sanjo.niigata.jp/shougaigakushu/page00376.html

–ちよ子
えっ!この建物、登録有形文化財なんですか!!

–小山さん
はい。手前(メインフロア)は、以前3階建てですが、戦時中、軍の命令で壊されて、戦後立て直されて築60年です。奥の1階和室、地下の防空壕は、戦前よりあって、築80年です。

–ちよ子
このお洒落な建物が築60年、奥の和室が築80年で、防空壕も残ってるんですか!凄いですね~!


お写真は小山さんよりお借りしました。

–ちよ子
トライクという名前は、由来はあるんですか?

–小山さん
メーカーとクリエーターとユーザーの三者が交わる場所にしたいという思いで、トライクにしました。一番重要なコンセプトでもあります。

–ちよ子
メーカーとクリエーターとユーザーの三者が交わる場所!

–小山さん
三条は、鍛冶職人さんが多い地域で、燕市は、洋食器や鎚起銅器で有名な地域で、どちらも「ものづくりの町」として切磋琢磨しています。
現時点で、私が知る限り、スモールブランドを立ち上げて、頑張っている人は、燕三条には、まだいないです。これから、そういう方が、トライクで生まれたらいいなぁと思って活動してます。

–ちよ子
素敵です~!ものづくりもできる会員制シェアオフィスって案内にも書いてありますね。ぜひ、そんな場所になれたらいいですよね!

–小山さん
それと、三輪オートバイクのこともトライクって言いますね。

–ちよ子
3つの商店街の交差点で、三輪バイクのトライク。なるほど。

–小山さん
あとは、ここは、以前は外山虎松(とやまとらまつ)商店というお店だったんです。「虎松」⇒「トラが待つ」だったんで、「トラが行く」にしようと思って「トライク」にしました。

-ちよ子
へえ~♪トラが行く!それで、トラのぬいぐるみがあるんですね(笑)

2階は、こんな感じ!和室と手作りのフォトスタジオ

先に、2階をご紹介します。
あの特徴的な丸いアーチの部分、壁も丸くなってました。気になる方は、ぜひ、見学ください!

ひろ~い!畳の部屋です!

勉強会もイベントも食事会もできそうですね!12席座れます。

以前の外山虎松(とやまとらまつ)商店さんの名残も、しっかり残ってますね。

ライトの影さえも絵になります♪

こちらは、手前はブース席&フリー席4席ずつのコワーキングスペース。
会員さんは、1階でも2階でも好きな場所でお仕事できるそうで、いいですね~!

奥の撮影スタジオは、会員さんから要望があって、後から手作りされたそうです!

こちらは1階の和室。桔梗の絵、大きな鶴の絵などあり素敵でした。この隣に防空壕があります。

ここを一歩出ると、自動販売機があって、高い天井とまばゆい光の1階フロア、コワーキングスペースが続きます。この差は大きいです。ぜひ、ご自身の目で見て感じていただきたいです。

1階は素敵すぎて写真撮るとキリがない☆

1階フロアは、天井が高くて、青くて丸い照明。木の本棚がずら~!!

木の棚、教室の椅子。緑も存在感ある!どこ座っても仕事はかどりそう~♪

どこを撮っても絵になりそうな素敵な空間!

きりがない☆彡あの木、ずるい(笑)

ものづくりの人たち。作り続け変化していく

–ちよ子
それにしても素敵ですねーーー!こちらはオープンして何年目なんですか?

–小山さん
2014年10月13日にオープンして丸3年です。月額会員さんは月6千円でカギをお渡しして24時間好きに使えるシェアオフィスです。ドロップインは、土日のみ、13時から18時まで。1日千円になります。

–ちよ子
ドロップインよりも月額会員さんが多い感じですかね?どんな方がご利用されてますか?

–小山さん
シェアオフィスがメインですね。メインフロアーでの貸し切りイベントが多いです。
フリーで個人事業主の方、デザイナー、クリエイター、職人、建築家、写真家さんなどいますね。男女比は半々くらいで、高校生が図書館代わりに勉強に使うこともありますが、社会人が多いです。社会人にメリットのある場所だと思ってます。

–ちよ子
ミシンがあったり、レーザーカッターもありますね。キッチンもあるし、工作室もある。ほんとに、この建物を皆で共有してシェアして使う感じですね。シェアライブラリーも壁一面!この大きさは凄いです!!

この高さ、伝わりますか~?小山さんと、ホワイトタイガーも一緒に写真撮っていただきました♪

–小山さん
会員さんがどんどん使ってくれてます。私が関与しなくても、いろんなことをやってる。
3Dプリンターがあるので、電子工作するテクノ部、女性起業家マルシェとか。デザイン、印刷、ものづくり。この町が、こういう町だからっていうのもあるけど、集まってきた人たちが自然とその方向に向かっていて、気が付けば、ものづくりに関わっている人たちだった。勝手に繋がって、いろんなことやって、化学反応が起きてます。お客さん、仲間、友達。勝手に持ち込んで色々やってます。

–ちよ子
いろいろなイベントをされてますね。
「男のロマン めちゃくちゃワクワクする本棚をみんなで創ります。」のDIYワークショップの動画

オリジナルカッティングボードWSの動画

–小山さん
この建物も、いつも、チョコチョコ直したりいじったりしてて。最初から完成させて無いんです。完成されたものじゃなくて、少しずつ作り続けているんです。

アトリエというか工作室もありますし、2階のスタジオも後から作ったんです。会員さん達の「こうしたい」「こうしよう」という声に合わせて、変わっていってます。

–ちよ子
皆で作り続けているんですか!

–小山さん
そうですね。皆で作ってきました。これからも作り続け、変わっていくと思います。

どこでも仕事ができる多拠点の時代

–ちよ子
お名刺に盛り上げ役って書いてありますね。

–小山さん
シェアスペースを作りましたが、シェアオフィスで仕事して家で寝るだけじゃなく、商店街や町に出ていく仕組みを作りたいです。県外、海外からのいろんな人が集まれる場所にしたい。トライクにはキッチンを作って、人が食べたり飲んだり集まれる場所にしました。

–ちよ子
食は大事ですよね。以前、こんなイベントもされてますね。

お写真はシェアスペース&ライブラリー燕三条トライクさんのサイトよりお借りしました。

シェア飯×つながる米屋コメタク
面白いイベントですね!
家とシェアオフィスの行き来だけですと、ほんとにただのネットカフェ、充電できる電源カフェになってしまうんですよね。皆さんと一緒に調理をしたり、食事をしたりするのって、仕事から一歩、「暮らす」「生活する」に近づくような気がします。ほんとは宿泊できれば最高ですけど。

–小山さん
自由な働きをする人が集まる仕組みをもっと作りたいです。個人でもっといろんな人が集まって繋がれる仕組みです。コワーキングスペースだったりシェアオフィスだったり箱ですね。使うことで経済的なメリットがあって、いろんな繋がりが持てて、情報も得られる。外からも入りやすい環境にしたい。

–ちよ子
例えば、ものづくりだったり専門知識だったり?

–小山さん
燕市も三条市もデザイナーやエンジニアの方がいっぱいいるんです。メーカーや工場も、積極的じゃないところは埋もれてしまってます。私も仕事で、新潟と東京を往復したりしてますが、1人でイキナリ起業って厳しいです。

これからは、多拠点。どこでも仕事ができるライフスタイルになると思います。この町にも、そんな人たちに来てもらえるようにしたい。

–ちよ子
多拠点ライフスタイル…。名刺の裏に「町家を改装した中長期滞在施設」て書いてありますよ!

–小山さん
それは、三条市の町工場や、ものづくりの制作現場を見学してもらったり、町家のアトリエでものづくりができる施設で、平成27年3月にオープンしてます。Craftsmen,Inn KAJI と言います。


画像はCraftsmen,Inn KAJI さんよりお借りしました。

–ちよ子
そうなんですね。こちらもされているんですね!

–小山さん
東京の人が新潟に来て、地域にドンドン入っていって、もともとある良いものに刺激を与え、繋がっていったら。そんな仮説を立ててます。

つながる仕組み。箱を作って仕掛ける

–小山さん
行政は簡単に移住を勧めますが、イキナリは無理で、リアルに生活する為の準備が必要です。
起業もイキナリは無理で、働きながら起業する準備が必要です。
ここも冬は雪が多いので、雪かき道具は揃えてあります。工作室に置いてあります。雪かきを知らない人には皆で手伝って教えたりします。

器を作ることで。人が生活して、人が集まり、仕事や作業を続けるなど、勝手に繋がっていく。自然な繋がりができる。ココに来やすい環境を作るワンステップ。ハードルを下げて、ココに来て何か始めたいと次の一歩に行ける仕掛けをしてるんです。

–ちよ子
お話しの中で「皆が勝手に」という言葉が多かったのですが(笑)それは、いい加減とか迷惑という意味ではなく、箱を作り、仕組みを仕掛けた小山さんから見て「自然に(勝手に)繋がってくれてる」という意味なんですね。

–小山さん
短くても中期でも長期でも、外から人が来るということは、いろいろな価値観の人が来るということです。
多様性。多様な価値観から化学反応が起きて、イノベーションが生まれていきます。何やってる人なの?とよく聞かれますが、「それだけ」に特化ではなく。多様な価値観の人が集まれる場所にしたいんです。それが地域にとっても役に立つと思うんです。

シェアオフィスのプロジェクトはニーズがありました。今度は、やはり県外、外国の方が来て泊まれるようなプロジェクトを立ち上げたいと考え中です。注目しててください。

–ちよ子
あ、そうなんですね。楽しみです!ぜひ教えてください☆彡

新潟県三条市 シェアスペース&ライブラリー燕三条トライク/まとめ

小山さんは、器や箱を作って仕組みを作り、あとは「自然に人がつながって盛り上がっていく」のを観察している研究者のような感じを受けました。
そういえば、何カ所かコワーキングスペースで話を伺っていて、「会員さん同士で自発的に繋がりを作って集まったり進めていって欲しい」といってるところもありました。既に「そうなっている」場所から、次はどんな仕掛けがなされるのでしょうか。

仕事をする場所と寝る場所が確保できてれば、安心して地域でご当地グルメを食べたり飲んだりできます。時間があればおススメの温泉に行ったりプチ観光もできるでしょう。そういうふうに「外の人がその土地に入って動くことで地元にも動きが起こり波のように広がって活きていく現象」に繋がって行ったらいいなと感じます。そして何回か訪れているうちに繋がりを深めていけたら。

個人的には、トラとか鹿とか小物が可愛かった!インスタ映えする、歴史ある登録有形文化財でもあるシェアスペース!!なかなか、こんなところでコワーキングできませんね。三条市に行ったら、是非寄ってみてください!

小山さん、ありがとうございました☆彡

シェアスペース&ライブラリー燕三条トライク
http://tsubamesanjo-style.jp/
新潟県三条市神明町3-7
Facebookページ
https://www.facebook.com/tsubamesanjo.style/

オマケ:外国人ブロガーが観光に来てYouTubeにアップ!

ちよ子が毎月参加している、インスタグラムの写真撮影会【インスタミート】のオーガナイザー、Hai Huynhさんと Jessica Kortemanさん夫妻【Notes of Nomads】は、全国を旅してブログインスタグラムとYouTube動画を配信している写真家&トラベルライターさんです。新潟にも訪れていました!

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たけだバーベキューTVさんとバーベキュー体験もされたようです!

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