コワーキングスペースを巡る旅の連載。
第7回目は、宮城県仙台市にあるコワーキングスペースmagさんです!
東北ずん子ちゃんって誰?オタクが熱いって、どういうこと?magさんは、ある意味、本当のコワーキングスペースだったんです!

さあ今回も。まったり・のんびり・ぽ~よぽよ♪ ノマドワーカーで温泉ソムリエちよ子が、ぽてぽて♪ 行ってきま~す!

オタクがリアルに繋がれる&趣味を存分に楽しむコワーキングスペース!

宮城県仙台市南区にある、コワーキングスペースmagさん。
仙台市地下鉄南北線「旭ヶ丘駅」よりバスで5分。駐車場はお店の前に一台。近くに100円パーキングもあります。

伺った当日、2017年10月28日は、サイトを拝見すると貸切イベントが開催中だったのと、事前に連絡しないで急遽行くことにしたので、いらっしゃらないかなとダメ元で行ってみたら、代表の堀越さんがいらっしゃって、お話しお伺いすることが出来ました!ありがとうございま~す☆彡

–ちよ子
突然来てスミマセン!
東京在住、温泉ソムリエで全国の温泉とコワーキングスペース巡りをしている草栁ちよ子と申します。名古屋からフェリーで仙台に来まして、仙台でおもしろいコワーキングスペースがあると聞いたので寄らせていただきました!こちらは、どのくらい運営されているんですか?

–堀越さん
2014年5~6月にOPENしました。3年半ですね。合同会社magが運営しています。気が付いたら、ゆっくりとこういうコワーキングスペースになっていきました。

夫が「オタク」で、私は非オタなんですけど、「オタク」ってゲームとか手作りとかすごい集中力を発揮するんですよ。自分が好きなことの知識も豊富で、ネット上のコミュニケーションも抜群なんです。だけど現実のコミュケーションって苦手な方が多い。そこで、「オタク」でもリアルに繋がれる場所を作りたかったんです。

–ちよ子
なるほど。「オタク」って情報が濃いといいますか、努力をいとわないといいますか。好きなコトへの熱中度、知識欲、学習量は尋常じゃないというイメージがあります。

–堀越さん
コワーキングスペースって、起業、まちを盛り上げる、ITのシェアオフィスだったりすると思うんですが、うちは「サブカルチャーが大好きなオタクが集まる場所」にしたかったんです。

自宅以外で安心して作業できる場所で、同じオタクの人たちとコミュニケーション、交流できて、思いっきり趣味を楽しめる、没頭できる。そんな場所にしようと。

オタクの皆さんに快適な作業場のコワーキングスペース

–ちよ子
そういえば、「オタク」って何なんでしょうね?気がついたら、この言葉が一般になってました。

–堀越さん
「オタク」は世界共通なんですよ。外国の方でも通じる。漫画、アニメ、アニメソング、ゲーム。日本のポップカルチャーが純粋に好きな人が集まってる。外よりも自分の家があれば遊べちゃう。

–ちよ子
だから家から一歩外に出て、同じ趣味のオタク仲間同士集まって作業できて繋がれる場所があるといいね、と。

–堀越さん
オフ会など共通の趣味の人同士のほうが気兼ねなく集まれます。
今、開催している「プラモ制作会」はプラモが好きな人同士が集まってプラモを制作するという会です。
家だと集中できないし、カフェやファミリーレストランでは、プラモデルは作れませんよね。においもあるし時間もかかる。長時間気が済むまで居られない。コワーキングスペースも、汚すかもしれない作業だから厳しい。落ち着いて作業できるような場所って、なくもないけど、ありそうでないのかなと。

–ちよ子
地域の公民館じゃ狭いし時間制限もあるし、同じ趣味の「オタク仲間」がいるといないじゃ違いますよね。magさんだったら、同じ趣味の「オタク仲間」が集まることが明白だから参加しやすい来やすいですね。

–堀越さん
オタクの人たちが趣味を楽しめる場所が、この町にあってもいいんじゃないかと。

–ちよ子
結果、そうなってますよね。今日も皆さんで大盛況ですね。

–堀越さん
隣が偶然、全国でも有名なプラモデル屋さんなんです。東京からも買い物に来るくらい。

–ちよ子
それは便利ですし良いですね!足りなかったらスグ買い足せるし!隣で買ってココで組み立てられる(笑)

–堀越さん
そうなんです。素敵なものがココに集まってる。買って組み立ててくれる。学生から社会人、主婦まで仕事も年齢もバラバラ、ジャンルもいろいろ。そんな「オタク」な皆さんがいつもいらっしゃってくれてます。


コワーキングスペースmagさんのTwitterより

最近は、ボードゲーム会や、コアな趣味の人の集まり、サブカル系その他イベント、オフ会などが増えてますね。
イベントに来た人は、「ところで、ここって、何なんですか?」と後で聞いてきて。コワーキングスペースで作業できると知ると、後日、1人でも作業に使うようになってくれることが多いです。

–ちよ子
コワーキングスペースって聞くと、パソコンで仕事をする場所のイメージが大きいですけど、ここで創作作業していいんだとわかれば、それは来ますよね!

プラモ制作会は、男性ばかりではなく、女性もいて、お子さんを連れたパパママさんもいらしてました!

中でもひと際声が可愛い女性がいて!声優さんなのかなと思って話しかけたところ、今回は、こちらをお作りになられたそうで。

なんと!普段は、こちらのようなドールを作っているみかんにゃ@ずんださん。また、仙台ドールカフェも主催し、magさんで、2,3ケ月に一度、ドールや可動フィギュアを囲むお茶会をしているそうです。

12/24には、クリスマスパーティーも開催されたそうですよ!

興味のある方、参加ご希望の方は、Twitterをご覧ください!
仙台ドールカフェ

東北ずん子ちゃん人気で更にオタクが集まり!

–ちよ子
ところで、この可愛い女の子は、magさんのキャラクターですか?ずん子ちゃん?至る所にグッズや絵やCDやプラモデルがありますが…。

–堀越さん
東北ずん子ちゃんのグッズ販売をしています。3.11の東北の地震の時に、誕生した、東北の企業なら版権フリー、無償でイラストを商用利用出来るキャラクターです。東京のSSS合同会社が運営しています。

–ちよ子
そうだったんですか!東北応援キャラクターなんですね!

–堀越さん
この、ずん子ちゃんは人気のある声優さんが声をやっていて、ネット上の感心も知名度も高いんです。遠路はるばる仙台まで買いに来てくれる方も多くありがたいです。

–堀越さん
ボイスロイド、ボーカロイド化もされていて、歌を歌わせたり、喋らせることが出来るんです。

–ちよ子
可愛いし、歌ったり喋るのは面白いですね!

–堀越さん
オープンしてスグに東北ずん子の運営会社さんとお話しする機会があり感銘をうけ、グッズを販売するようになりました。時々、県内外のサブカルチャーイベントに出店したりもしてます。

–ちよ子
東北ずん子ちゃん様サマですね!!!

–堀越さん
そうなんですよ。東北ずん子ちゃんのおかげで、たくさんの方とつながることができました。

自己表現と親和性 東北ずん子ちゃんで広がるオタクの輪

–ちよ子
コワーキングスペースをやるにあたって、調べたり勉強したりは、されたんですか?

–堀越さん
一番最初は、埼玉の大宮の7Fさんは見学に行きました。勉強会も参加しました。地元のコワーキングスペースも見てきました。たまたま、ここが空いていて。中心地から外れてるし、住宅地だし、立地としてはあまり良くないほうだけど、ここを借りたんです。自然と創作活動をする方や東北ずん子が好きな方達が集まれる場所になっていきました。

–ちよ子
結果、magさんに足を運ばれるお客様が増えて、仙台に来てくれる、東北に来てくれる方が増えて。地域活性化にもつながってますよね!!

–堀越さん
地域活性化までは考えてませんでしたけど、オタクの人たちの「自己表現」と「親和性」が一致したんでしょうね。
プラモデルって、箱から出すまでは「何もない空間」じゃないですか。空っぽでひとつひとつバラバラ。繋げていくことで展開されていくじゃないですか。ここはルールが無いんです。ゆるっとしてて、決まり事は特にありません。利用する人の「道徳観」で使っていただいてます。自由に自己表現、創作できる場所になっていったんでしょうね。

–ちよ子
「東北ずん子ちゃん」なんだけど、オタクの人たちが好きに楽しんで自己表現する、創造していくことで、東北ずん子ちゃんがオタクを呼び集め、オタクがまた創造し、東北ずん子ちゃんが成長していってる?!

–堀越さん
今年4月にイベントでショートアニメ化されて配信されたんです。こういうふうに動いたら可愛い、面白い、楽しい。単なる二次元キャラクターの枠を飛び越えて、皆の共有コンテンツに成長して、さらに広がっていると感じます。

–ちよ子
あれ?!もしかして、これって、コワーキングスペースの在り方なんじゃないでしょうかね?!コワーキングスペースで繋がろうとか新しいものをとか地域活性化とか考えてないのに、結果、そうなってる!
すごーーーい!東北ずん子ちゃんスゴーイ!!!あ、オタクの皆さんが凄いのか!magさんがすごいのか!東北ずん子ちゃんで広がるオタクの輪ですね!!!

皆で楽しもうという発想 共有コンテンツへ成長

–堀越さん
狙ってたわけじゃないんです。斜め向こうからやってきた感じですね。オタクのコワーキングスペースが出来るらしいぞってサイトで書いてくださった方がいて。それを見て、東北ずん子ちゃんの運営会社が訪ねてきてくださったんです。

ほんとに偶然、奇跡の出会いで、ずん子ちゃんと出会い、繋がり今に至っています。

2015年には、「仙台七夕祭り」で「ずん子七夕」をやりたいと、クラウドファンディングをやったんです。皆さんのおかげで資金調達できて、地元の七夕祭りで東北ずん子ちゃん七夕をお披露目することができました。⇒【2015 仙台七夕】東北ずん子の萌え七夕ありがとうございました!!

–ちよ子
そうなんですか!おめでとうございまーーす!すごいなあ~!!magさんというコワーキングスペースとオタクの皆さん、ネットの世界を超えて、地域、地元にも大きく認知されて、さらに広がりましたね!

–堀越さん
今後は、新しい試みを試してみたいと思ってるんです。magに講師の方をお呼びして、クラウドファンディングセミナーをやってみたいなと。

–ちよ子
いいですね!実際にクラウドファンディングで資金調達できた実績がありますから、クラウドファンディングに興味、関心のある方はぜひ知りたい聞きたいと思いますよ!ところで、「mag」の言葉の意味というのは?

–堀越さん
mag。漫画、アニメ、ゲームです(笑)

–ちよ子
失礼しました!文字の通りでしたね!神聖なオタク世界!

–堀越さん
もともとのきっかけというのは、うちの夫は「広く浅く拘って楽しむオタク」で、買ったまま開けないプラモデルがどんどん増えていったんです。たまりにたまった積み上げられたプラモデル。これを皆で共有できないかなと。作れる人、作るの好きな人、作りたい人が作ってくれたらと。作ってくれたら見れるし見れたら面白い楽しい。また作りたくなる。皆で楽しむという発想ですね。

–ちよ子
は~っ!まさに、オタクの人たちは、自分がオリジナルを作るというより、アニメや漫画やゲームのもともとのキャラや世界観が好きで、それを自分なりに好きに自己表現して、だけど、他人の表現も認めて称えて、リスペクトしたりして、自分の表現創造を磨きあげつつ、他のオタクの人が生み出したものも、自分のことのように面白い!と喜び、皆で楽しんでますよね!

–堀越さん
結果的に、東北ずん子ちゃんを中心に、たくさんの出会いがありました。
コワーキングスペースmagは、東北ずん子ちゃんなくして語れなかったですね。

–ちよ子
面白ーーい!!!感動しました!!!

宮城県仙台市 コワーキングスペースmagさん/まとめ

堀越さん、お忙しい中、貴重なお話し、ありがとうございました!
最初は「オタクが集まるコワーキングスペース」と訊いて、どういうところなんだろう?とよくわかりませんでした。でも、すごくシンプルに言えば

人は好きなことなら何も言わなくても主体的に好きにどんどん創造していく。個人の個性を発揮させる創造は人をもっと楽しませる。

オタクの自己表現と親和性が一致した東北ずん子ちゃん。東北を元気にしようという応援の気持ちが最初だったかもしれませんが企業より先に個人で楽しみ個人の力、個性がいっぱい集まって沸点を超えた時に、次なるステージに展開、変化、成長していった。

ひとりで楽しむから、皆で楽しむへ。ひとりひとりが繋がって、共に、思い思い好きに創造して個性を発揮させるから、皆が楽しめる共有コンテンツに、皆の手で成長させている。

Co-Working 共に手を動かして各自が個性を発揮すること

「大好き」「面白い」「可愛い」「もっと良くしたい」嬉しい楽しい無心で集中できる創造の時間を共有していた。生み出された結晶が、すべての、東北ずん子ちゃんだった。

magさんは、ある意味、本当のコワーキングスペースだった!

東北ずん子ちゃんに「ありがとう」。オタクの皆さんに「ありがとう」。そして、この場所を与えてくださっているmagさんに「ありがとう」ですね!どれひとつ欠けても、この物語は、生まれなかった。それぞれの皆さんの「おかげ」でしたね!

コワーキングスペースmag
http://office-mag.net/
宮城県仙台市泉区南光台南2-1-3 七福ホームビル201
Facebookページ
https://www.facebook.com/officemag/
Twitter https://twitter.com/office_mag
東北ずん子ちゃん公式HP
http://zunko.jp/

おまけ:仙台グルメ情報 半田屋さん

フェリーで午後5時に仙台港に到着。取材を7時くらいまでして、8時過ぎには山形に移動したので、仙台滞在時間がめちゃめちゃ短い!その短い中で、食事をしたチェーンレストラン、なんと、仙台発祥のお店でした!

半田屋さん市内坂店。安くてボリュームがあって庶民的で美味しいとネットに書いてあったので寄ってみました!

この看板、インパクト大!!!このお子さんに釘付け(笑)

「どれ選んだらいいのかわからない…」と一瞬躊躇するくらい、いろんなメニューが並べてあって、自分で食べたいものをチョイス。

ひとつひとつが大きい!

野菜が嬉しい!焼き魚、煮魚など、魚料理も沢山ありました!美味しかった~!カレーライスも食べちゃった(笑)

肉体労働系の男性、運転手さんだけでなく、普通にご家族で、お子さん連れだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったり。背広を着たサラリーマン、若い男性、若い女子など、幅広い年齢層の方がいっぱい来てました。人気なんですね★
お家で食べるおふくろの味、手作り一品料理のおかずが多く、一人暮らしで栄養など偏りがちな人には、ありがたいですね!

この半田屋さん。宮城県に10店舗、北海道、青森、岩手、福島、山形と数店舗あり、関東は埼玉が3軒、茨城に1軒。香川と広島に1軒ずつあります。それぞれの店舗でメニューや量やお値段も違うらしいです。

戦後、「日本人にお腹いっぱい、ご飯を食べさせたい」と、仙台駅前のジャンジャン横丁に昭和29年「めしのはんだや」が誕生したそうです。まだ食べたことが無い、行ったことが無い方は是非どうぞ!もしうちの近くにあったら、週2は食べるな!(≧▽≦)☆
詳しくは⇒大衆食堂 半田屋

尚、コワーキングスペースmagさんのご近所のグルメ情報は、magさんのブログをどうぞ♪