ちよ子です。かねてより不動産のNPO団体「JBA」を長くお手伝いしています。その団体での活動を、今後、LGG.JPに統合する予定です。
ただ、なぜ統合できるのかとか、そもそもJBAって何?という部分が多いと思いますので、その辺も交えて、まとめさせていただきます。

JBAとは、どんな活動をしていたところ?

正式名称は日本バイヤーズ・エージェント協議会と言う、不動産業界の非営利活動(NPO)法人です。
バイヤーズ・エージェントは、ご存知の方もいらっしゃるかも知れないのですが、日本語に訳した通り「買主の代理人」の意味です。
言わば「買主の立場に立った買主の利益のための専門家」になります。

不動産だと分かりづらいですが、弁護士さんをイメージすると、分かりやすいかも知れません。
民事裁判では、お互いが弁護士をつけるのが一般的で、一方は原告の利益、一方は被告の利益のための代理人です。

日本の場合は海外とは異なり、利益が反する売主と買主の双方の代理人を1社の不動産屋さんが行うことが可能です。
裁判で言えば原告と被告を同じ弁護士が担当するようなものですから、色々な問題も出てきました。

ただ、日本では売主の代理人と買主の代理人を明確に区分する方向ではなく、物件に対する中立な立場での説明を徹底する形で、業界の健全化に向けた努力がなされてきました。
(そのため、JBAでは買主の代理人ではなく「信頼できる不動産事業者」という日本型にして、取り組みを継続してきました)

このような状況からも、日本では未だにバイヤーズエージェントという言葉はマイナーだと思いますが、今後、SNSや知人などの間での個人売買などでの取引も増える可能性が高く、その場合に、脚光を浴びる可能性は十分あります。

売主さんの立場で説明すると「メリット」中心になりがち

熱海 大寒桜
熱海の桜(物件から見える桜ではございません)

今回、大塚さんに許可をいただいて、例にさせていただくのはリゾートマンションです。
たぶん、売主さんの側のことを考えた不動産屋さんであれば、このメリットを全面に出すと思います。

1.リゾートマンションですが、温泉大浴場、サウナが完備
2.海を眺められる開放感は言葉なし。いつまででも見ていられます
3.四季折々の自然(緑)を愛でることが出来る
4.ホテルに泊まりに来たような、マンションとは思えない部屋の広さ
5.管理人在住なので管理が行き届いており、安全で静かで、居心地が良い
6.冬暖かく、夏涼しい。猛暑の今年もエアコン要らず!
7.リタイアして移住、定住されてきた方々も多い
8.保養所所有の法人も多く若い滞在者も多い
9.無料駐車場あり
10.インターネットは光回線

東京から短時間で滞在できる。リフレッシュ、リラックス、リスタートできる豊かな時間が過ごせます。得られる満足感は計り知れないでしょう

しかし買主さん目線で考えると「デメリット」も多いです

いくつかは人によってはデメリットには感じないと思います。
熱海駅から徒歩30分は遠いですが、高台にあり、駅周辺とは異なる、このリゾートマンションならではの景観を味わうことが出来ます。

1.管理費が高い 月5万円
2.固定資産税、都市計画税などが高い 年約25万
3.駅から遠い 熱海駅から徒歩だと30分以上かかる
4.行楽シーズンは、熱海に来るまでの道路の交通渋滞、市街地の混雑が予想される
5.ペットの飼育不可
6.エレベーターと階段で移動
7.民泊禁止 住宅または保養所以外は禁止
8.駐車場は夏季と年末年始は停められないこともある
9.車庫証明は取れない
10.ゲストルームあるが有料で予約制で人数制限アリ

津波、洪水、浸水、地震、地盤沈下の恐れなどの詳細は別途、役所などで調査します

JBAだけの発想ではデメリットはデメリットだったのですが、LGG.JPの発想(今回は地方を拠点にした2拠点)で考えると「デメリットにならない人がいる」ことに気づき、故にJBAをLGG.JPに統合することにしました


(伊豆稲取温泉の写真)

率直に言ってしまえば、特に管理費5万円は高額ですから、万人受けするような物件ではないです。
たぶん最大の特徴は「リゾートマンション」ですが、普通のファミリーが夏休み、冬休みに遊びにくる程度では、全く元が取れないと思います。
(それなら、そこそこな良いホテルなどに泊まった方が良いわけで…)

裏を返せば、利用頻度を高めることができれば、非常に価値が出る物件なんです。
ただ、都心から通う週末型の二拠点では、せいぜい月に8日程度で、おそらく仕事の関係で行けない時とかもあるでしょうし、忙しい時は行くのがおっくうになると思います(御宿で経験済み)。

熱海を拠点にした二拠点ができれば最高の物件

リゾートマンションはリゾート利用に限定して定住NGのところもありますが、このマンションは定住OKです。
そして、実際に定住されている方も多くいらっしゃいます。
もし定住できたのなら、「メリット」の部分、とんでもない魅力だと思いませんか?
サウナ付きの大浴場に入れたり、たぶん、同じことを都心でやったら、5万円(駐車場代込み)の管理費では無理です。

でも、定住ではなく、あえて「二拠点」と書きましたが、実は「多拠点」が可能だと思います。
それは、まさに熱海だからこそ可能なわけで、神奈川、東京、山梨、静岡に行けますし、新幹線で名古屋までも遠くないです。

もちろん、通勤するのは大変ですから、リモートワークが前提で、かつ、必要な時に足を運ぶような、そんな使い方ができる人でなければ難しいです。

二拠点の「穴場」が地域おこしの現場にも!


(志賀高原横手山ドライブイン行く途中)

拠点に利便性を求めた場合、その場所だけで考えるとダメだと思います。
実は、私たちが地域おこしで注目させていただいているエリアは、その考えに基づいてます。
その考えとは「各地へのアクセスのしやすさ」です。

例えば、今回もお世話になります「長岡市お試しサテライトオフィス」のある新潟県長岡市小国町は、そこだけで見ると長岡市外からも遠い場所…になるのですが、実は新潟であれば小千谷や柏崎、さらには長野方面など、小国町を拠点に各市街地に行きやすいエリアです。

また、今回初めてお世話になります「ヤングブルー村」のある長野県長野市芋井地区「鑪(たたら)」は、なんと、長野駅からバスで30分で行けますし、車なら約20分で行けます。
実は地元の人には「遠い」のですが、二拠点を考える人には、とんでもない穴場エリア(白馬方面にも行きやすい)だと思います。

さらに、やはり今回初めてお世話になります「立科町移住体験住宅」のある長野県北佐久郡立科町は、長野のコワーキングスペースのハブになってもおかしくない場所なんです。
佐久、安曇野、松本、東御、茅野、上田、さらには軽井沢までアクセスしやすいエリアで、(立科町の皆さんには申し訳ないのですが)「こんなスゴイところ、あったんだ!」というのが、正直なところです。
(しかも近年、リモートワーク環境の活性化への取り組みが盛んです)

地元の方からすれば不便でも、東京から来る、移動してくる人にとっては「中継点」として非常に便利であることを実践して、皆様にご報告したいと思ってます。

2018年8月31日 (金) ~ 9月17日 (月・祝)
Remoteコワケーション/地方を拠点に各地で働くためのヒント

https://tips-work.connpass.com/event/98469/

P.S.実は熱海はお友達の物件 (^-^)/

社会的にも信用のある方で、ホントに売るそうです。
(値下げは難しいかも知れませんが、家具とかはプレゼントしてくださるよう、お願いしておきました)

売却理由は年齢を考えた上での拠点の集約で、これは私たちも、いずれ考えるべきことです。
今は多拠点とかノマドとかを満喫してますが、年齢を重ねると、最後には1つの拠点に落ち着くと思います。
(そうなったとしても、お世話になった場所には、何らかの形で貢献できるようにしたいです)

気にせずにデメリットなどバンバン、好き勝手に書かせていただきました。
書きすぎて売れないと申し訳ないのですが、ただ、書きました通り、活用しきれる人には最高の物件に化けると思います(=人を選ぶ物件)。

長年、東京中野で不動産業を営まれ、非常に人望も信頼も厚い、大塚さんがご担当される予定です。
後日、公開されましたら、リンクを追加します。

【ワークミート】不動産deお茶会 地生開発 大塚さんとお茶してきました