お母さんの詩

お誕生日おめでとう
生まれた日から 早かったね
いったい今日は 幾年幾月幾日か

お誕生日おめでとう
いろいろあった 長かったね
だけど 笑顔しか 思い出せない

お誕生日おめでとう
胸を痛めたことも あったのに
楽しかったことしか 思い出せない

お誕生日おめでとう
命ってなんだろか 泣いたときも
寄り添ってくれたこと 思い出せる

お誕生日おめでとう
同じ時間 共に生きれて 嬉しいの
あなたの愛しか 思い出せない

お誕生日おめでとう
ありがとうって 何千回でも言える
ありがとうしか あなたに言えない

あなたをいつも 包んでる
あなたをいつも 抱きしめる

わたしの愛は いつまでも
あなたの愛は 届いている

2014年 母の誕生に ちよ子

 

いっぱい、いっぱい

どんなに 年を経ても あなたには 追いつけない
いつまでたっても あなたには かなわない
だから 今のうちに贈ります たくさんの ありがとうを

いつか 年を経て あなたと さよならする時
わたし 我を 失いそうになるかもしれない
だから 今はただ あなたを 笑顔にさせてあげたい

どうして わたしたち 出会ったのでしょう
いつか きっと あなたから 教えてください
だから 今のうちに届けます いっぱいの ありがとうを

いっぱい いっぱい いろいろ貰った
いっぱい いっぱい なにも返せてない
だから 今のうちに祈ります 尽きることない ありがとうを

 

いつか来る時

大工さんが 工務店を営む自分のお父さんが
もう65歳なので そろそろ引退かなと おしゃって

ふと 自分の父を 思い出した

まだまだ元気 動ける 大丈夫 疲れてないよ
と口では言うので そのつもりで 一緒に動いたりすると
実は 眠そうだったり 疲れていることを 後で知る

前より 確実に 疲れやすくなってる
そこで初めて 父が 年を取っていることに気付く

そう言ったら 大工さんは笑ってた
思い当たることが あったのだろう

子どもは いつか 親の老いに 気づく時が来る

はっとする
しっかりしなくちゃ
胸をしめつけられる
自分が 守らないと

そして いっそう 愛おしくなる

そして いっそう 涙が出そうになる

 

泣いてた あの子

泣いてた あの子は どこ行った
背中を探す 髪の毛探す 匂いを探す
お母さんの 呼ぶ声 聞いて 戻った
お母さんの お手手は すぐそこ

泣いてた あの子は どこ行った
おやつ食べたい お腹すいたと 食べに戻る
お母さんの 笑顔に 迎えられ 帰った
お母さんの お味で 育つから

泣いてた あの子は どこに行く?
お母さんなんて 知らない
お母さんなんか 置いていく
戻らない 振り返らない
自分の足で 先に進むの

泣いてる あの子は どこのお子さん?
あの日の あの子は 母になった
おばあちゃんは 笑顔で 出迎えた

やさしいお声 お手々のぬくもり
美味しいご飯 あたたかな笑顔

わたしの お母さん わたしも お母さん

 

こんな夢が見たい

そういえば どうして お母さんと
美味しいもの食べに行ったりしなかったのだろうね

好きな人と 美味しいものを食べていて
ふと よぎった

この美味しさを 一緒に味わえない
時間は過ぎ去ったら 戻らないから
夢で 逢えたら 一緒に食べに行こうね

そういえば どうして お母さんと
手をつないだり しなかったんだろうね

好きな人と 最近 手をつながなくなった
と思った瞬間 浮かんだ顔

お腹痛いとき さすってくれたこと
覚えているから ぬくもりは想い出せる
夢で 逢えたら 手をつながせてね

 

涙が出ない

もっと甘えておけばよかったなあ
大人になって思う
子どもって 遠慮してる
親に 迷惑かけちゃいけないから
甘えたいのに 甘えられない
大人になって実は 困る
甘え方が よくわからない

うんと わがまま 泣き虫 叫んでも
さえぎらないで 話を聞いてほしい
こばまないで 抱きしめてほしい

手がかからないなら 安心? 我慢してる
あのね ママ 耳を傾けてほしい
あのね ママ 扉を開けて泣かせてほしい

 

こんぺいとうマーチ

青い こんぺいとう わざと ばらまいた
口にふくんで 舌が まっさお
笑う 笑う ママが 怒るけど

黄色い こんぺいとう わざと 落とした
手に取って 妹に ぶつけた
笑う 笑う 妹は 泣くけど

ピンクの こんぺいとう そっと ひとつだけ
あの子に あげた はいどうぞ
怖がられて 逃げられたけど

白い こんぺいとう 友達に あげた
となりで一緒に 食べたかったから
笑う 笑う 美味しいね

虹色のこんぺいとう 見つけたの ひみつ
お酒飲んで寝てる お父さんの手の中へ
笑って 笑って ぼくの宝物 あげるんだ

 

親ができること

横断歩道
信号 よく見て渡ろうね

赤 は 渡っちゃダメよ
黄色 も 危ないからね
青 になったら 渡るのよ

青でも 車に 気を付けるのよ
車やトラック バイク 自転車
突っ込んで来るかもしれないからね

向こうから 歩いてくる人も
こっちを見ているとは 限らないからね
ぶつからないよう 気を付けるのよ

横断歩道 人生とおんなじね
小さい頃のように ずっと 隣で
一緒に手を繋いで 渡れるなら いいのに

大人になるまで 大人になっても
わたしの身が 朽ちて 動けなくなるまで
じぶんの身を 盾にしてでも
あなたから 危険だけは 防ぐのに
あなたが 安全なように 導くのに

残念ながら 大きくなったら
ひとりで 渡ってゆくしかないの

親は いつまでも こうやって
ずっと 一緒じゃ いられないからね
ずっと 一緒じゃ いられないからね

 

甘えたいソング

甘えたーい!
ママ ママ もっと 甘えたーい!
ダメ ヤダ イヤって 言わないでー!
うるさい 静かにしろって 言ったら泣くー!

じたんだ 足踏む ぶんぶん 手を振る
違うの 違うの そうじゃないのー!

抱っこ して欲しい だけだもん
いいこいいこ して欲しい だけだもん
ほっぺに ちゅって して欲しい だけだもん
大好きだよ って 笑って欲しい だけだもん

ママ 大好き お手手つないで ずっと一緒

怒らないでー!
ママ ママ もっと やさしくしてー!
イラッ ムカッ ギロッて 怖い怖いー!
いい加減にしろ なんでいうこと聞かないの

そんな言葉は 聞きたくなーい!!

歯ぎしり 舌打ち その目が 怖いの
違うの 違うの そうじゃないのー!

抱っこ して欲しい だけだもん
いいこいいこ して欲しい だけだもん
ほっぺに ちゅって して欲しい だけだもん
大好きだよ って 笑って欲しい だけだもん

ママ 怒らないで どうして泣くの
ママは 僕が 嫌いなの?
僕は ママが 大好きだよ
僕は ママの 味方だよ
僕は ママを 助けるよ
僕が ママを 守るんだ
だから 忘れないで 覚えていてね

抱っこ して欲しい だけだもん
いいこいいこ して欲しい だけだもん
ほっぺに ちゅって して欲しい だけだもん
大好きだよ って 笑って欲しい だけだもん

ママ 大好き お手手つないで ずっと一緒

 

あなた星

くるりとした丸い瞳 横から見るとガラス玉
その瞳で なにを見る なにを思う なにを願う

丸い瞳に映るすべてが あなたを通って あなたになる
その瞳に わたしが映る わたしの笑顔が あなたになる

わたしの瞳に あなたが映ってるの 知ってるかな
あなたの前で わたしは あなたと ひとつになる

くるりとした丸い瞳 あなた色の あなた星
たくさん登場するけれど なにがあっても あなたが主役

ころころ くるくる わくわくと どんな色にも輝く
知ってるわたしは あなた星の隠れファン
あなたの笑顔が わたしになる
わたしの笑顔が あなたになる

 

心は ひとつにならないからこそ

いつから わたしは わたしになったのだろう
気になったこと ありませんか

抜けて刺さって挙句に取れない 目の裏に消えたまつ毛
いつから わたしでなくなるのだろう
気になったこと ありませんか

あなたは 何の為に わたしと 出会ったの
わたしは 何の為に あなたと いるの

あなた わたしと一緒にいて 何を学んだ?
わたし あなたとの生活で 何を勉めてる?
共に 必要だから 出会いを 決めたのかな

夫婦でも 心は それぞれ 自分のもの
あなたが 何を思って どう考えても
わたしには わからない あなただけの宝物
わたしが 何を体験して どれほど味わっても
あなたには わからない わたしだけの宝物

心は どうやっても ひとつには ならない
人の心は わからないからこそ
自分との違いを わかりたい 知りたい 楽しみたいから
称えあう 応援しあう 協力しあって
ひとつに束ねて 太く強く 丈夫になれる

お互い 課題を克服して 進級しようね
お互い 性格の質を 上げようね

 

ありがとうの理由

ほんとうなら すまないねえと言うところなんだけど
僕は もう すんじゃったことだから 言わないことにした
理由は こうだ

あなたと道ですれ違った時
にこにこっと 笑ってくれたでしょ
あなたは 通りすがりの挨拶だったかもしれないけど
僕は それで ああ このお嬢さんと一緒になりたいって思ったわけ
だから あなたと 一緒になれて ことのほか喜んだものなんだよ

いろいろと あなたには 苦労かけたね
僕は 自分の夢ばかり追っていたから
あなたに 構わなくて 判断を あやまって
無理してたし かっこつけてた
だから あなたが倒れた時 これじゃいけないってわかったよ

遅すぎたかもしれないけど
あなたには 元気でいてほしかったし
あなたには 生きててもらわなくちゃ困るから
あなたに 先にいかれるのは いやだから
僕ができる 料理だけは頑張ったなあ

子どもたちも あなたが ひとりで育てたようなもんだよ
僕は おおざっぱだから 細かいことは あなた任せで
あなたが ひとりで 仕事も家事も子育ても
おばあちゃんの面倒も 全部見てくれたね
だから あなたが倒れた時 これじゃいけないって目が覚めたよ

遅すぎたかもしれないけど
反省 後悔いっぱいあって ありすぎて忘れちゃった
でもね 楽しかったことのほうが たくさんあってね
あなたと こうして 年をとれて 嬉しかった
あなたに すまない じゃなく ありがとうと言いたい

僕は あなたと 子どもたちとの 楽しかったことしか覚えていない
あなたのおかげで 半人前が 一人前になれたのかな
だから すまないなんて 言わないよ
笑顔で 毎日 僕を支えてくれて 感謝している

僕を 夫にしてくれて ありがとう
僕を 父親にしてくれて ありがとう
僕と 今日まで 連れ添ってくれて ありがとう
僕を 最後まで 見届けてくれて ありがとう

ほんとうに どうもありがとう

 

才能は無いけど

才能があると 言ってくれた人がいた
もったいない 惜しいと言ってくれた
とっても可愛がってくれたけど
許せない点があると捨てられた 離れていった
さようなら わたしも あなたを許せなかった

才能 無いねと バッサリ言ってくれた人
好きなようにしていいよと 自由にしてくれた
大事に大切に可愛がってくれて
どんなことも許して受け入れてくれた
ありがとう わたしも あなたのすべてを歓迎

会うべくして会った人なのかな
離れられない 離れないよ
だって いつも一緒だもん
離れたら 思い出すたび 泣けてくるから不思議だね

今度は わたしが あなたを自由にする
あなたを 守る 支えるよ
何も 心配しないでいい 不安も要らない
失敗していいの 手放していいの また挑戦すればいいよ
何も持たず抱えず背負わず 自然に生きよう
あなたが 教えてくれたんだよ そのままでいいんだよって
わたし あなたを 癒して 健やかにするって誓う

何も才能無いけど いつまでも一緒に笑って年を取っていこうね