コワーキングスペース巡り。静岡の浜松3箇所、山梨2箇所。愛知2箇所、合計7箇所回りましたが、一番最初と一番最後に、群馬県桐生市のコワーキング&コミュニティスペース「cocotomo(ココトモ)」さんに来ています。最終日にセミナーに参加。セミナーの感想記事はこちらでした。

今回は、cocotomoの所長、北村正貴さんから伺ったお話をご紹介します。

cocotomoって、どんなところ?

正式名称は コワーキング&コミュニティスペース「cocotomo」
NPO法人キッズバレイが運営しています。

–ちよ子
今日は、よろしくお願いいたします。
代表の星野麻実さんは、お子さん生まれたばかりなんですね!(授乳中!)


WEBマガジン「フルサト」こどもを支える地域づくりを。地元・桐生で始まった新しい夢 星野 麻実さん「NPO法人キッズバレイ」代表理事
(写真はコワーキング&コミュニティスペース「cocotomo」/NPO法人キッズバレイさんよりお借りしました)

–北村さん
そうなんです。
代表の星野は、もともと教育関係の仕事をしていまして。現在、生後間もない娘さんを連れて仕事に来ています。
私は、沖縄の地域の課題解決に向けたワークショップなど自立発展をサポートする地域おこし協力隊を経験し、2016年に桐生にUターンしてきました。

NPO法人キッズバレイは、幾つか柱がありまして、子どもたちが地域の大人から教わったり体験したり学べる「きりゅうアフタースクール」や、桐生のママの暮らしと仕事をサポートする「ままのWAきりゅう事業」「ビジネス支援」。桐生のポータルサイト「おやここ」と運営してまして、商店街の空きスペースを利用して地域の人々が利用できる「コミュニティ&コワーキングスペース」として「cocotomo」を運営しています。

–ちよ子
大きな商店街ですが、見たところ、使われていないお店が多いですね。
このようなシャッター商店街に、どこから来たか知れない単純なコワーキングスペースがぽこっと開店しても、どこの誰が儲けの為にやってるみたいな不安感で見られてしまう場合もあると思います。

でも、NPO法人が運営しているというのは、地元の方、商店街や地域の方には安心ですよね。地域密着型、地域に根付いた活動として行政からお墨付き、バックアップがあるということですよね。人が新しく来るようになれば、地域活性化にも繋がるし、地域に暮らす皆さんも安心して利用できますね。いいんじゃないでしょうか。

便利でコワーキングにも勉強にも使える!

一日いましたが、日中は男性のサラリーマン、子連れのママさんの商談、若い女性のひとりノマドが多く、夕方になると、若い男性やサラリーマン、そして女子高生が複数人、お勉強をしていて、すごく「使われてる感」がありました!

–北村さん
ここは近くの女子高の通学路で、通っている学生さんが、そのまま勉強に使っていただいています。

–ちよ子
コワーキングスペースで、一日ドロップインで860円はお安いと思います!
フリードリンクもついて、このお値段!コンセントも借りれて無料wi-Fiもあり、至れり尽くせり!

–北村さん
フリードリンクもありますし、出入りも自由(ひと声かけていただけるとありがたいです)、飲食持ち込みも可能です。少し歩けば近くにセブンイレブンもあります。

–ちよ子
セブンイレブン!実際行きました、いい気分転換、運動になりました。ずっとパソコンしてると体が固まってしまうので。

–北村さん
桐生という場所は県外の方にとっては辺鄙な場所ではございますが、公共交通機関の便は良く、フリーランスで北関東を行き来される方や出張などで近隣までいらした方など多岐に渡り、少しずつではございますが認知されてきております。

–ちよ子
出張や出先で立ち寄って仕事ができるのは、ありがたいです。綺麗ですし広いですし。

桐生のママパパから学生、子どもたちまで

–北村さん
桐生市は他県の方から見ると新旧の文化が混ざり合った変わった街なので、いろいろな側面を垣間見ることができます。昔からの文化でいうと織物で栄えた街なので鰻屋さんが今でも点在していますし、ひもかわうどん(平たい麺)屋さんも代替わりして新商品の開発などを行っているそうです。

–ちよ子
ひもかわうどんは食べたことあります!テレビでも紹介されてましたね!
でも確かに桐生というと、そのくらいしか知りません・・・。

–北村さん
桐生でも仕事優先の意識が大きく、外に働きに出るお父さん、お母さんが多く、子育てにおける家族間、地域の繋がりが、なかなかありません。
coctomoは、20,30,40代の男女、パパママさん、いずれパパママになる若い人たち含め、横の繋がり、交流できる場として。また、新しい働き方を提案したり、在宅ワークやお仕事の斡旋、起業サポート、異業種交流会なども行っています。

–ちよ子
今日も、小さいお子さんを連れたママさんが、クラウドファンディングの話をされてて驚きました!

–北村さん
キッズスペース・授乳室・オムツ替えスペースも有りますので、子育て中のママさんでもお子さんを連れて、ちょこっとお話しできる、ママがほっとできる場所としてご利用いただいています。お子さんと一緒に参加できるお茶会「ままのWAティータイム」も好評ですし、実際の仕事に役立てたいと、ママさん向けのアドビの勉強会も人気なんですよ。

働いているママさんは忙しいですし、親御さんが近くにいないと気軽にお子さんを預けられませんし、近所に知り合いやお友達がいないと話し相手がいません。母子家庭のママさんとなれば、尚更です。子育ては大変で、一人で抱え込まないよう、子育ての悩みを話せる場所としても使っていただいています。

–ちよ子
ママが、ちょっとの時間でも話してストレス解消になって、また頑張ろう!って笑顔で元気になってもらえたら何よりですね。スタッフさんが地元の方、お子さんの居るママさんで、代表の星野さんもお子さんを産んだばかりで子育て真っ最中!そんな方たちがやっているcocotomoさんだから、女子高生も安心して学校帰りに勉強して帰れると思うし、親御さんも安心してお子さんをアフタースクールなどに遊びに行かせられると思います。

–北村さん
私以外、皆、女性。代表の星野も「ママさん」ですし、女性スタッフはほとんどが子どものいる「ママさん」で、仕事も勉強も世代を超えて「繋がれる場」として、同年代の方から賛同を頂いています。

ママだけでなく、子どものアフタースクールでは、市民の方のプログラムを提供して、小中学生のお子さんにも楽しんでもらっています。最近では、田植え体験や、ピザづくり、小麦の収穫とわらび狩り、小麦の脱穀、じゃがいも掘りなども行いました。8/19には製粉所見学、9/2には、ひもかわづくりなど開催予定です。(詳しくは、こちら
また、大学生による学習支援「スタディーミーツ」も、小中学生の勉強のサポートを大学生が行う場として新聞にも取り上げられました。

NPO法人の強みと今後の桐生を見据えて

–ちよ子
cocotomoさんが、桐生市からサポートを受けているNPO法人というのは、ものすごく安心材料で、地元の方も胸を張って使えると思いますし、もっといろんな方に使ってもらいたいと思ってると思いますよ。

–北村さん
確かに、行政と連携をとって、サポートいただいている強みはあります。
しかし、いつまでも行政に頼ってもいられません。
このままでは20年後、確実に人口が減っているのが桐生なんです。空洞化が起きていて空き家率も高く実は深刻です。税収も減る一方でしょう。
行政から支援されてバックアップを受けられていいねだけじゃなく、最初はサポートがあっても、自分たちで経済を動かせるようになる。自立ですね。自活。地に足つけてコツコツやっていきます。

–ちよ子
うわー!鳥肌立ちました!ママさんや起業家さんのサポートをしつつも、cocotomoさんが、NPO法人として、桐生の経済を動かす回していく仕組みづくりの立役者になるということですね!

–北村さん
そのひとつとして、昔ながらの桐生の職人さんは、自分から話さないし、時間がないから情報発信をすることもありません。このままでは伝統産業が途絶えてしまいます。
そこで、クリエーターさん皆さんで、各職人さんをひとりひとり、一軒一軒あたって取材して、ものづくりのご苦労や伝統技能、桐生へのお気持ちを、丁寧に取材させていただいて、心をこめて「カタログギフト」を商品化したんです。昨年からですが、ありがたいことに、お中元、お歳暮など人気で、リピーター率が高く、今年も人気なんです。

–ちよ子
それは良かったですね!買った人の「良かったよ」「美味しかった」「これいいよ」という口コミは、どんな宣伝広報よりも勝りますから!またこのカタログが綺麗で!さすがクリエーターさんですね、お洒落です~♪このカタログギフトは、ここでしか選んで買えないのですか?

–北村さん
銀座に、「ぐんまちゃん家」という群馬ショップがあります!こちらでお求め出来ますので、東京の方も是非手に取ってご覧になってください。
ぐんまちゃん家 東京都中央区銀座5-13-19
http://kikaku.pref.gunma.jp/g-info/

ちよ子の感想・cocotomoさん

–ちよ子
外から来た人間の私としては、群馬の桐生を知りませんけれども、こちらのコワーキングスペース、コミュニティスペースとしては、とても広くて綺麗で居心地が良い空間で、仕事もはかどり、ドロップインや会議、イベント、セミナー、勉強会としては、とても素敵だと思います。

–北村さん
この奥のスペースは、会議室として時間貸しもしています。ちょっとした会議や、打ち合わせ、ミーティングなどに使ってもらえます。事前予約が必要ですが、利用される方は多いです。

–ちよ子
ファミレスやホテルのロビーといっても、気兼ねしてしまいますから、逆に時間で借りれるのは、ありがたいです。
実際に、女性の多様な働き方のセミナーで厚生省の講師の女性が「素敵なところですね~!」と感激してました。講師や講義を頼まれたら気持ちよくOKできる場所ですし、ママさんの手作りクラフト体験とか、勉強会も楽しくできそうですし、県外の方でも誰かを誘って連れて行けるスペースだと思います。

実際に使っている方を見ると、女子学生も男子学生もサラリーマンさんも、ママさんもお子さんも、ゆるゆると使っていたのが印象深いです。桐生に住んで暮らしている人たちが、連れ立って来れる空間、場所として、商店街の中で、NPO法人がやっているという大きな安心感に包まれている強みだなと思います。

地域の小学校に通う子こどもたちの学び、遊び、経験できる場。パパやママが情報交換し交流できる場。働きたい人には斡旋や、起業したい人が企業もできる場!そして、群馬の桐生という土地に昔から古くからある伝統工芸や農業、歴史、文化などを絶やさない、繋いでいこうとしている地域の皆さんの努力と思いが、少しずつ、目にできる、手にできる、ひとつずつ形になっているところだと感じます。

NPOは5期目ということで、これから、ますます、どう「桐生に遊びに来てもらうか」「桐生出身の人たちに、もっと、自分の田舎、実家で、今、こんな面白いところがあるんだ」と気づいてもらう、知ってもらえるようになれたらいいですね。

–北村さん
そうですね。自分の故郷、田舎が、今どうなってるかって。ニュースにでもならなければ、気にもしない、知らないかもしれませんね。

–ちよ子
いいじゃないですか。お帰りなさい、桐生。帰ってこれる場所がある。
子どもを育てているママが住み、暮らし、働き、⽣活している場所なんだという誇りを持てる街「桐生」。

子どもが、ママが喜んで笑顔になれば、パパも嬉しいし、地域のおじいちゃんおばあちゃんも参加してみるかとなり、なにかしら手伝ってくださったり、教えてくださったり、いっちょ協力してみようって思えるもんです。そこまで行くように。
桐生に暮らす、住んでいる人たちに「桐生のキッズバレイ。cocotomoって、おもしろいんだよ!」と口コミが伝わって広がって活用していただける場となるイメージが浮かびましたよ。
最後に、この記事をご覧くださった皆さんに、メッセージをお願いします。

–北村さん
キッズバレイのビジョンは「子どもたちに誇れる地域の未来の実現」です。これに向けて我々は、様々な事業を通して老若男女問わず地域と向き合って活動しています。仕事の作業場や勉強の場、交流の場など様々な用途でココトモを活用していただけると幸いです。みなさんのお越しをスタッフ一同お待ちしております。

–ちよ子
所長の北村さん、今日はありがとうございました!
またイベントがあったら参加・遊びに来ます!!

コワーキング&コミュニティスペース「cocotomo」
NPO法人キッズバレイ
http://kids-valley.org/cocotomo/
群馬県桐生市本町5丁目51番地 東武桐生ビル1階

Facebookで、コワーキングスペースで紹介した場所の情報をシェアしています。こちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/Coworking.style/

おまけ・こんなのあったら面白いんじゃん?!

ここは雑談です。
商店街の空きスペースで、ゆるキャラのイベントやったら、どうですか!
参加したいゆるキャラ(自治体・企業・団体問わず)集うんです。自力で集結してもらうんです(笑)
各店舗に3人くらいいて、記念写真撮って、スタンプ集めて、ゆるキャラグッズも売って(笑)
で、商店街の何処かに目玉隠れキャラがいて、全部集められたら素敵なプレゼントゲットとか!ぐんまちゃんに、ふなっしーに、ひこにゃんも呼びましょうよ☆彡埼玉のさいたま市なら、ゆるキャラだけで18人くらいいますから、全員参加させたら夢の競演ですよ!(ひとりで盛り上がってスミマセン*)


関連ページ
コワーキングスペース巡りの旅【山梨県甲府市】文化のるつぼ へちまさん2度目の訪問
http://yumelog.com/hechima20170726/

コワーキングスペース巡りの旅【群馬県桐生市】コワーキング&コミュニティスペース「cocotomo」セミナー「地域で支える女性の多様な働き方~取組事例より~」参加!
http://yumelog.com/cocotomosemina0801/